ご無沙汰してます。Zoukingです。
シングルランクバトルシーズン17にてレート2000を達成したので、ルールが変わる節目の記録も兼ねて構築記事を残しと思います。
構築経緯
まずはレギュレーションFの4ヵ月間を振り返りたいと思います。
レギュレーションFからねばねばネットを使えるデンチュラとオニシズクモが新登場したことにより、ネット展開に可能性を感じて研究することにしました。
シーズン14。最高レート1900くらい。
半月くらいデンチュラを試していたが、挑発ハバカミが大分無理だったのでオニシズクモに乗り換えました。
最終日は翌日仕事があるのでほぼ潜らず寝てた。構築記事なし。
シーズン15。最高レート2100越え。
構築記事あり。このときの並びをベースに改良を重ねて残りのシーズンも戦う方針としました。
シーズン16。最高レート2000前半。
構築記事なし。並びは以下。
ヒスイガチグマをエースに基本選出を組んでましたが、環境に増えたランドライコの並びに対して、ガチグマにランドの威嚇が入るとタケルライコをワンパンできず2000から上で勝ちきれませんでした。
同じくクモブリ使いのヒマラヤ(@himaraya_poke)さんにランドライコどーしよーって相談したところ、「ラティオスで余裕ですぞwww(ムック)」と回答をいただいたのでラティオスを試したところ好感触だったので、ガチグマに代わって基本選出に組み込むことにしました。
※この物語はフィクションです。実在のヒマラヤさんはムックみたいな喋り方はしません。
ラティオスが不利を取るのがハッサムやトドロクツキで、これらはBIG6のようなテンプレ的な並びというよりは、人によっていろんな取り巻きが考えられるため、なるべく汎用性高く対応できるよう壁オーロンゲ+巧み再生サーフゴーの並びで対応する方針としました。
またサーフゴー自身が流行りのママンボウ+悪戯心のサイクルに強いというところも評価ポイントでした。
しかしグライオンにTODされると困るのと、相手のラティに瞑想を積まれるとサーフゴーの後投げでは間に合わないため、物理エースかつ連続技持ちのオノノクスを採用して並びが完成しました。
結局シーズン17の間迷走したものの、シーズン16最後の並びにガチグマの枠をラティオスに変えただけの形に落ち着きました。
いずれも使い慣れたポケモンなので信頼し、4月の最後の10日間は6体の並びを固定して型を調整しながら戦ってきました。
個別解説
オニシズクモ
シーズン16から17途中まで慎重HSの襷型で採用していましたが、初手のハバカミやランドの挑発を受けてネットが撒けないまま、後続のパオジアンを処理できず負けパターンに入る試合が目立ったため、HBメンハに変更しました。
襷を手放したことで、初手でワンパンされてネットが撒けない試合もありましたが、襷で拾える試合よりもメンハで拾える試合の方が多いと割り切って立ち回りました。
メンハは挑発だけでなくアンコールも無効化でき、上手く立ち回れば渦アンコカイリューに対して、ネットを撒きつつ後攻がむしゃらで削りながら退場できるので役立ちました。(初手ネット、2手目がむしゃらをアンコされるとPPが足りないため、怖い顔を混ぜて渦ダメージで削れるのを待ちつつ電磁波をもらい後攻がむしゃら安定となる盤面に持っていく)
オニシズクモを初手からワンパンするであろうポケモンは以下の通りです。
飛行テラバカイリュー、飛行テラバランドロス……環境にほぼいないので切りました。
ビームブリジュラス、メガネステラブリジュラス……型が豊富なため再戦以外では対処不能と割り切りました。
メガネorエナジータケルライコ……初手に来た場合は、オニシズクモにテラスを切ってネットを撒くか、裏にテラスを残した方が勝ち筋が太いか判断してました。
電気テラバパオジアン+火力アップアイテム……無理。何度か当たった。
ノマテラ暁ガチグマ+火力アップアイテム……無理。幸いほぼ当たらなかった。
メテビキラフロル……相手の並びがサイクルっぽいか対面ぽいかでメテビ型かどうか読んで動きました。メテビ型っぽければ初手ロンゲを投げるなど。
キラースピンに対しては、後攻でネットを押し続けるかスピンのタイミングでブリジュラスを投げればネット回収はさせません。
テラスタイプはブリの流星群を半減で受ける鋼です。
あとこれは仮説なのですが、特製頑丈でメンハを持てるくらい耐久に余裕があってネットとステロを覚えるような最強ポケモンがいればネット構築は神になれるのではないでしょうか?
しかし残念ながらそんなポケモンはパルデア地方にいないわけですが。他の地方にはいてもパルデアには入国できません。(涙)
ブリジュラス
基本選出のエースをガチグマからラティオスに変えた影響でサーフゴーが重くなるため、相手のサーフゴーを瞑想ラティの起点にするためのバークアウト採用かつサフゴの水テラス飛行テラスに対応できて、パーティで重めなアシレーヌやイダイトウに打点を持てる10万ボルトを採用しました。
初手シズクモでネットを撒いた後、2番手に投げる役割であり、レッドカードガチャでハバタクカミを引いた時はウキウキしながらバークアウトを撃って、裏の瞑想ラティの起点にしていました。
準速ウーラオスなどの上を取りたいため、最速のCSブッパです。
バークアウトは音技なので身代わりハバカミにも嫌がらせできます。強い!
たんぱんこぞうのケンタさんの記事からヒントを得て採用しました。感謝!
カンポケの時、同じブロックだったお陰でケンタさんの記事が記憶に残ってました。
ケンタさんに許可をいただきリンクを貼らせていただいています。
ちなみにヒマラヤさんにムックみたいな喋り方をさせたことについては無許可です。
ラティオス
ヒマラヤさんにお薦めされた身代わり瞑想ラティオス。
ステロ+1瞑想ラスパで炎オーガポンやイダイトウをほぼ倒せる火力が偉かったです。
当初は準速100族抜きあたりのSラインでしたが、同速勝負が起きがちだったため最速霊獣ランド抜きまで素早さを伸ばしました。
必要最低限の火力と耐久は残しつつ、ランドの上を取れる素早さが生きる場面も多かったです。
環境にいる2大地面枠のランドロスと暁ガチグマの両方を身代わり瞑想の起点にできるため、ネットを撒いた後の無双性能は高かったです。
パオジアンとの不意打ち択は身代わりがあっても全然有利な気がしません。自分が不意打ち択弱すぎて永遠に悩んでました。
最終日にブーツアンコカイリューにラスパで固定されて悪タイプ(主にパオジアン)で受ける並びに何度も鬼の択ゲーを強いられました。
オーロンゲ
タイプ上トドロクツキに強くテラス強要性能の高い壁張り枠であり、物理アタッカー全般に対してイカサマで仕事ができることを評価して採用しました。
オニシズクモが剣舞オーガポンの起点にされた場合、怖い顔でオーガポンの足を奪い死に出しロンゲのイカサマで処理できるようSラインを調整しています。
テラスタイプはツキのアクロバットを耐えて欲しい場面と、弱点のフェアリー技を耐えるための鋼です。
個体は剣盾時代にレノバスさんから貰った色違い個体です。自己産ではないためNNを変えられるのは一度きりのため、未だに変えれずにいる。
サーフゴー
対ハッサム入りとママンサイクルへのメタとなるエースです。
環境にアローラキュウコンが一定数いたため、キュウコンが壁を張ってる間にアンコールに邪魔されず複数回悪巧みを積めるところも評価ポイントして採用しました。
ママンサイクルにはサーフゴー受けにイーユイが採用されがちですが、ネットを撒いておくことでスカーフ以外のイーユイには素早さ逆転できるため、悪巧みからのゴールドラッシュ2発でイーユイを倒せるため後投げが間に合わない状況を作れます。
ロンゲとの相性補完が良いため、叩きの飛んでこない対面で後投げしてアッキ発動などのプランを考えていました。
実際にはアッキの発動機会がそこまで多くなかったので持ち物は諸説です。弱保とかも壁と合わせてガチグマを起点にできるので良さそう。
テラスタイプはイーユイや水ラオス意識の水です。
オノノクス
物理エース。
スケイルショットによる能動的なS上昇ができるため、ネットがなくても選出できること、型破りとスケイルショットのお陰でマルスケ・頑丈・襷を無視できる関係上ステロサポートも要らず、ロンゲ+エース2体のような選出パターンが組みやすいことを評価して採用しました。
途中までシーズン15の構築記事と同様のスケショ地震剣舞身代わりで使っていましたが、選出率がめちゃくちゃ低かったため、環境に合わせて技構成を変更しました。
まずアイへがないとタケルライコ入りに投げにくく、ミミッキュも復権気味だったのでアイへを採用。
次に鋼への打点ですが、オノノクスは鋼テラスしたラティを型破り地震で仕留められる魅力があるものの、ガチグマへの打点があった方が選出しやすいため地震の枠をインファイトに変更しました。
ガチグマ視点から見れば、オノノクス対面で毒テラスを切る理由がなく、剣舞1回程度でワンパンされるとは思われないので、剣舞インファイトが刺さりました。
やはり相棒枠は置物にしては駄目。選出できる型にすることが大事ですね。
テラスタイプは元タイプとの相性補完がよく、アイへをタイプ一致にできる鋼です。
選出
BIG6にはクモブリラティ選出。
ラティが通しにくいハッサムやトドツキ入りにはロンゲを絡めて相手次第に柔軟に対応を決めてました。
初手ロンゲ+裏にエース2体。または初手オニシズクモ、裏にロンゲ+サーフゴーorオノノクスなど。
ラティを投げるならネット+ステロが欲しく。
オノノクスとサーフゴーは壁と相性がいいことを念頭に置いて選出を決めてました。
画像だとオノノクスの選出率低いように見えますが、技変更前のデータも含めてるので、技変更後は結構出してます。
反省
最終日に辛くもレート2000達成。
最高レート2035からプラス2〜3勝で最終2桁ラインに行けるかと夢を見てましたが、そこで勝ちきれず溶かしてしまうのが今の自分の実力が足りないところでした。
毎回パオとの不意打ち択が弱すぎたし、最終日に急に当たるようになったブーツカイリューのアンコでラスパ縛ってパオで引く動きは、裏のポケモン犠牲にしてアンコール解除した後、死に出しパオラティ対面を作り居座り読み波動弾かカイリュー引き読みラスパかで択になって辛い。(相手側もパオジアン失うとエスパーの一貫できて負けるので純粋な2択)
ブリジュラスの体力を大事にすれば流星群でパオを倒すか、カイリューにノマテラ強要させて波動弾の一貫を作るよう立ち回るべきだった。
オニシズクモの項目で書いたようにワンパンされてネットが撒けないことも多々あり、勝てない構築と当たることが多く、上位帯で勝ち続けられる構築ではなかったと思います。
燃え尽きて5月病になった感あるので、今月はポケモンはお休みかな。
スペシャルサンクス
ラティオス教に入信させてくれたヒマラヤさん
バークアウトブリジュラスのヒントをくれた、たんぱんこぞうのケンタさん
最終日にブルアカの-ive aLIVE!のミニゲームでスチル揃わねえって相談に乗ってくれたレノバスさん
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