【ポケモンSVシーズン7最終420位】鍵束壁幻影妖竜無双

 ご無沙汰してます。Zoukingです。

 ポケモンSVのシングルランクバトルで最終420位を取ったので、記念に構築記事を残そうと思います。

構築経緯

 自分がサイクルや対面を使うのが下手すぎるので、壁貼って積みエースで全抜きという勝ち筋のわかりやすい構築を使おうと思いました。

 もうちょっと詳しく書くと、4月にサイクル構築を試す全然勝てなくて解散。

 5月の頭に雷撃オフがあったが、4月の構築はボロボロだったため突貫で壁構築を組んだら、なんとか予選で勝ち越した。

 やっぱり自分はこっちだなと確信。結局5月中は構築が迷走してレートは消し飛んだが、6月になんとか形になって今に至る。

 

個別紹介

クレッフィ

 パオジアンに後投げできる最強の壁貼り役です。

 レギュAの時は起点にされやすくイマイチな評価でしたが、レギュCで吹き飛ばしディンルーと組ませることで最強になれると気づき、評価が180度変わりました。

 壁クレッフィのテンプレ技構成は両壁を貼って徹底抗戦で退場するのが有名ですが、この構築では壁を貼ってから裏に引き、サイクルの中で再度の壁の貼り直しをするため、ワンウェポンを反動のないマジカルシャインとしました。

 サイクル参加できる耐性の優秀さがクレッフィのウリで、二度目の壁展開まで見据えての体力管理と壁ターン管理が重要なポケモンだと感じました。

 徹底抗戦は外しても反動を受けるクソ技なので二度と使いません。

 ミミッキュやカミを意識するならラスターカノンでもいいですが、剣舞悪テラスパオジアンに打ち負けないことを重視してのマジカルシャイン選択です。

 零度と炎テラス以外のパオには負けず、クレッフィパオ対面は大体相手が引っこむため、まきびしの襷潰しが非常に活きました。

 まきびしを複数回撒くことは稀ですが、特殊なケースとしてチオンジェン対面は暇なのでまきびしを限界まで仕掛けてから、ディンルー後投げからステロ吹き飛ばして、次にチオンジェンが出てきた時にステロまきびしでごっそり削って裏の圏内に入れるという動きをしていました。

 

ディンルー

 最強のステロ要員です。

 ただでさえ硬いこのポケモンが両壁で強化された中でステロ吹き飛ばしカタストロフィで場を荒らすのはそれだけで強かったです。

 相手のディンルーにディンルーを投げてカタストロフィで裏の圏内に入れるしか処理ルートがないため、ミラーを意識した腕白とS振りです。副産物としてマリルリの上をとれたりもしました。

 D方面は少し甘えてるので、控え目イーユイの炎テラス眼鏡オバヒで5割くらいの乱数で飛びます。

 シーズン終了後に地震の枠をヘビボンにしてるディンルーの動画を見たので、そっちが正解だったかもしれません。

 

オノノクス

 型破り枠であり、最も信頼している積みエースです。

 初期の技構成はテラバーストの枠が逆鱗で、剣舞逆鱗でノーマルテラスカイリューをワンパンする動きを想定していました。(具体的にはシーズン5最終1位のシグマさんのカイリューを倒せる調整になってます)

 終盤に鋼テラスカイリューが増加したことで、ノーマルテラス前提のダメ計の意味がなくなったのと、キノガッサの増加により打ち分けできるテラバーストの方が動かしやすくなったためテラバーストに変更しました。

 テラスタイプはガブのドラテやパオの不意打ちに耐性を与えるフェアリーです。

 テラバースト不採用の場合でも耐性的にフェアリーが一番強いと思います。

 ロトム対面ではイカサマ半減+状態異常技はラムで無効化できるので安全に積めて、鋼テラスロトムだろうと地震が通るのがこのポケモンの強いところです。

 仮想敵である天然勢とミミッキュカイリューには元から上をとっているため、剣舞は非常にマッチしていました。

 ヘイラッシャの後投げ欠伸守るの動きに対して、こちらは剣舞3積み逆鱗でワンパンできます。

 ヘイラッシャ側としても、オノノクスのウェポンを見るまでフェアリーテラスを切りにくい(オノノクスがフェアリーテラスを見せておけば逆鱗を考慮されにくくはなる)のですが、結局はテラス択となるため技変更後は毒菱と合わせてテラバーストでヘイラッシャを倒しにいってました。

 剣舞をフル積みすればラッシャとの守る択をしなくていいのが型破りの強みです。

 Sラインの調整についてはイダイナキバの上をとれるのが偉くて、削れたイダイナキバを草分けで倒しながら加速できるのが重宝しました。

 

ブリムオン

 カバやラッシャ、ドオー対策として欠伸に後投げできる積みエースとして採用しました。吹き飛ばしやアンコールに無敵の耐性を持ちます。

 初期案では草テラスで、鬼火ガモスとセットで選出し、ガモスが呼ぶラッシャ・ドオーに鬼火を入れてブリムオンの起点にする動きを考えていました。

 しかし鬼火ガモスが環境に全く刺さっていなかったため、ガモスの型を変更してブリムオンとはコンビ解消。

 ブリムオンはクレッフィとのコンビ選出で、壁下で瞑想身代わりして3タテする運用としました。

 終盤に炎テラスパオジアンや鋼テラスカイリューが増えたことを感じ、ブリムオンのテラスタイプを草水に変更して今に至ります。

 ヘイラッシャやキョジオーンには壁がなくても有利で、身代わりを残しながら瞑想を積み、十分に瞑想を積んだら身代わりを残した状態で突破し、後続も含めて3タテするのが基本ムーブです。

 一見、霊テラス呪いキョジオーンが辛そうに見えますが、瞑想23積みから守る択を制してドレインキッスで体力管理しながら突破すれば呪いが入った状態でもできます。

 採用前は鈍足のこのポケモン3タテするイメージが湧かず、信用するのにかなり時間がかかりましたが、使い方がわかってくるとこれ以上なく頼もしいポケモンになりました。

 

ウルガモス

 サーフゴーやロトムを起点にするため、麻痺にならない電気テラスで採用しました。

 副産物としてイルカハッサムまあまあ強くなりました。一緒にいるガブには有効打がないため、サイクルを回して削り倒します。

 カイリューに弱いので選出率は低めです。

 他で対処の難しいサーフゴーの被選出を少しでも下げるための見せあい圧力として仕事をしてくれました。

 

ゲンガー

 毒菱要員であり、毒菱回収枠でもあります。

 ヘイラッシャのような高耐久ポケモンオノノクスで突破する際の補助として出します。

 毒菱枠はキラフロル、エンニュート、テツノドクガなど色んなポケモンを試してみましたが、相手の毒菱枠に強めで、テラスなしでも幅広く仕事ができることから最終的にゲンガーを採用しました。

 技構成はもっとも幅広い範囲に仕事ができて、同じ毒菱枠のテツノドクガとの初手対面で最低でも麻痺を入れる、相手の調整次第では祟り目で突破することを意識しました。

 ゴーストタイプなので高速スピンが無効なのも偉いところです。

 クレッフィディンルーを圧倒的に信頼していたため、毒菱枠を出せる選出パターンがちゃんと組めなかったのは反省点です。

 

選出

 クレッフィディンルー+積みエース

 またはクレッフィ+積みエース2

 ゲンガークレッフィー+積みエース

 のどれかでした。

 ディンルーが初手でパオやハバカミと対面した時はクレッフィに引くことができるので、不利対面での引き先があるかどうかで、先発にクレッフィを出すかディンルーを出すか決めていました。

 クレッフィディンルーでグルグルすると程よくアンコールを回避できたり、相手の積みポケを流しつつステロ撒菱で削れるので、クレッフィディンルーを最強の場づくりコンビとして信頼していました。

 

反省点

 9世代で初の3桁順位であり、自己最高順位を更新できたシーズンですが、欲を言えば2桁順位に行きたかったです。

 シーズンが終わった今でも構築は強いと思ってるので、構築の強さを100%引き出せるプレイングが自分に足りなかったと思います。

 例えばウルガモスは特殊を無限に起点できますが、特殊ATの前で蝶舞を6積みするよりも、リフレクターのターンが残ってる状態で相手を突破した方が裏の物理アタッカーの先制技やテラス択に対して有利に戦えます。

 そういった細かい壁ターン管理の重要性に気づくのが遅く、壁構築の立ち回りの練度が圧倒的に不足していました。

 一方で壁+積み展開が自分にとって一番手に馴染むことを強く感じたので、レギュD以降もこの方向性で構築・プレイングをブラッシュアップしていきたいと思います。

 レンタルチームを上げておきます。

 レンタルチームの枠がカツカツなので、使いたい方はなるべく早めのダウンロードをオススメします。

 オノノクスとディンルーの調整がレギュDに合わせて少し変えてあります。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。