ご無沙汰してます。鷺澤有里栖です。
今回はシングルランクバトルシーズン12で久しぶりのレート2000を達成できたので、構築記事を書きたいと思います。
コンセプト
ステロあくびで盤面を作り、壁を貼って積み技を積んで無双する。
個別解説
カバルドン
カバルドンというポケモンを最強たらしめてる技を4つ採用したらノーウェポンになったが後悔はしてません。
毒テラスはドクガを選出していない時も毒びし回収役になれたり、鋼テラスと異なりウーラオスの格闘技や炎ガポンに弱点を突かれなくなることで優秀でした。
こいつでキョジオーンの塩漬けを受けつつ、ステロ吹き飛ばしで裏を削って、TODに持ち込むという勝ち筋が生まれたのでノーウェポン毒テラスカバはありだと感じました。
地震がないことで挑発ハバカミとかは困ったけど、クレッフィ引きなどでケアできる範囲でした。
連撃ウーラオスのパンチグローブ水流をほぼ耐える調整のため、初手の水ラオス対面で強気の居座りができます。見せ合い画面に水ポンがいるため、鉢巻水流や水テラス水流を打ち込んでくるヤンチャボーイは一人もいませんでした。
クレッフィ
カバルドンと相性バッチリの壁張りポケ。
パオジアンや悪ラオスに強く、それらが見えたときは体力管理を意識します。
トドロクツキにはシャインを耐えられるので、魂のフェアリーテラスマジシャでワンパンを狙う。いずれにせよ悪タイプは電磁波を嫌ってテラスを切らないため、マジシャを隠しながら勝負所で撃つ立ち回りが大事になります。
パオジアン対面は電気パオが非テラス剣舞から入るため、リフレクターよりマジシャを優先して押した方がアドになるケースもあります。引かれる可能性も大いにありますが。
相手の居座りと引きの可能性と、引かれた場合のケアまで考えて技選択するので絶対的な正解はないです。
メチャクチャ先まで読んで、パオ対面光の壁が正解パターンもあるので。
ガッサ対面はリフレク押して起きるまで待つ。胞子ガッサは地ならし持ってないので。(ぶっちゃけ寝かされた後、特殊に引かれるのが辛い)
ハバカミに後投げできる体力を確保していれば電磁波で機能停止できるなど、体力管理が非常に大事なポケモンです。
クレッフィが壁張り界最強すぎて、9世代終わるまでずっとクレッフィ使い続けてるかもしれない。
オーガポン(井戸の面)
今期の勝ち馬。
レートが上がるにつれて、環境が水ラオスガチグマだらけになり、剣舞水ポンがメチャクチャ刺さりました。
水ラオスはリフレク+電磁波で安全に起点にできます。
壁+面影宿しのD上昇で特殊相手に身代わりが残せるようになるなど強いポイントが多かったです。
草分けは90〜110族あたりのSラインわからん問題を全て無視できるので、この技のおかげで一気に使いやすくなりました。
水ポンミラーだけはテラスのタイミングが難しいので、選出を控えました。
トドロクツキ
調整はひだかドラピオンさんのものをパクりました。
参考元
身代わり飛行テラストドツキが暁ガチグマに非常に強いと気付いたので、竜舞1回からの無双性能を評価して採用しました。
ガチグマ側からは飛行テラスの身代わりを割る手段が2ターンに1度のブラッドムーンしかなく、最悪ハイパーボイス持ちでも光の壁があればケアがききます。(吠えるはやめて)
舞う余裕がなくてもH振りオボンガチグマを叩き+アクロで処理できたりもするので、技構成はこれがベストだと思います。
テラス前後で氷弱点が一貫するので、パオジアンが見えたら選出を控えていました。
サーフゴーに対して見せ合いで圧をかけられるのが非常に頼もしい。仮に選出されても拘りサフゴばかりで、巧みサフゴは一度も出されなかったのでノーウェポンカバを使うための相棒となりました。
オノノクス
ここまでで辛いヘイラッシャへの誘い殺しやら、グライオン入りへの回答として、型破り+連続技をメインウェポンとする積みエースを採用しました。
ヘイラッシャに対してはウェブタを身代わりが耐え、雪雪崩はテラスして耐えるので、地割れに怯えず剣舞の起点にでき、フェアリーテラスも怖くありません。
カイリューやウーラオスへのダメージ的に竜舞では火力が足りないので、剣舞型の採用です。
竜舞は対面の相手に素早さが負けていても積みによってS逆転できる一方、剣舞は素早さで負けてる相手の前では押し辛いですが、クレッフィの電磁波によってその悩みを解消できるため構築にあってました。
マルスケと襷を無視できるため、ステロサポートなしで全抜きが狙えるポケモンとして選出の柔軟性が増しました。
テツノドクガ
ここまでの5体が物理に偏っているためアーマーガアに鉄壁を積まれるとどうしようもない点、全員接地してるので毒びし回収役が欲しかったり、鉄壁キョジオーンも普通に辛いとか、ディンルーもきついなどを踏まえて、補完枠に欲張り調整の隠密草テラスドクガを採用しました。
カバの砂が朝の日差しとアンチシナジーですが、上手く砂ターン管理すればサイクルを回すこともできるし、対面性能の高さで一体持ってく動きもでき、炎毒草の技範囲の優秀さを感じました。
隠密マントは炎ガポンの岩石封じケアにも役立ちます。
選出
基本選出はカバルドン+クレッフィ+積みエース(水ポンorツキorオノノクス)
カバとクレッフィどちらを先発にするかは相手次第で考えます。
カバがワンパンされずにステロを撒けそうな相手ならなるべくカバ先発にしたいですが。イーユイやガッサが見えたらクレッフィを初手に投げたる。
ドクガを選出に絡める場合は柔軟に対応してました。
レートが上がるにつれて武道熊師と月月熊だらけの環境になったので、カバ+クレッフィ+水ポンばかり選出してました。
ちなみに欠伸+悪戯心+水ポンという要素がトリルガチグマにも強くて、トリルパにはほぼ負けませんでした。
水ポンのいいところはガチグマがテラスしなければこちらはテラス蔦棍棒でワンパンできること。(HB特化でもない限り)
例えばカバガチグマ対面であくびを打ち相手がガチグマを寝かせてきた場合、水ポンに素引きして1ターン。最速起きをケアしないならそこで剣舞できますが、ケアするならそのまま殴ってガチグマを処理できます。
そこで相手がカイリューを死に出ししてきた場合、水ポン側は剣舞を積めてないのでカイリューに勝てませんが、カバを投げて再度展開する動きが可能です。
これがカイリューでなくハバタクカミだった場合、クレッフィ後投げから電磁波することで、水ポンがカミの上をとれるようになります。
積み構築でありながら、引き先を確保して積まなくても柔軟に動ける並びは、僕が7世代で愛用していたランドカビオノアゴに似ていて使っててしっくりきました。
やはり自分は積みしか使えないですわ。
年末年始はポケモンやらないと思うので、青の円盤とレギュFを楽しみにしておきます。
それではまた。