ご無沙汰してます。Zoukingです。
9月9日に行われた第2回雷撃オフで予選通過した構築記事を書いていきたいと思います。
レギュレーションDが突然終わってしまったので、これがレギュD最後の記事になります。
ちなみに本構築は雷撃の翌日の葉桜杯2ndStageでも使用して21位をとっており、GameWithさんの大会情報まとめページの参加者一覧にも掲載されています。
構築経緯
レギュCで使ったクレッフィディンルー軸を使うにあたって、レギュDで新解禁された連撃ウーラオスが壁を貫通しながらディンルーの弱点を突いてくる為、対策必須だと感じました。
そのため水格闘の技範囲に後出しでき、竜の舞からの全抜きが期待できて、水への打点があるポケモンを探した結果、電気テラスドラパルトを採用しました。
クレッフィ+ディンルー+ドラパルトを基本選出にすることで環境に多いBIG6のような対面構築と戦えると考え、残りの3枠を埋めていきました。
4枠目にドラパルトでは突破が難しいヘイラッシャやクレセリアなどの耐久ポケモンの突破に有利な剣舞オノノクスを採用。
5枠目にカバルドン展開やキョジオーンなどの隠キャをまとめて対策できる瞑想身代わりブリムオンを採用。
最後の枠は地面の一貫を切り、ガチグマを起点にできる剣舞霊テラス風船オオニューラを使っていましたが、ランドロスに弱くて信頼できなくなり解雇。
サーフゴー受けがディンルーしかいないので、ディンルーを出しにくい相手にも投げられるサーフゴー対策枠が欲しいと感じ、元々オオニューラが担っていた地面の一貫切りやガチグマ対策も兼ねて眼鏡サザンドラを採用して並びが完成しました。
コンセプト
クレッフィ+ディンルーでサイクルを回し、ステロ吹き飛ばし&麻痺撒きで相手への削り、ブーストエナジーの消費を誘い、ラストの積みエースでスイープする。
個体解説
クレッフィ
本構築の過労死枠。
初手で壁貼ってディンルーに引き、ステロ吹き飛ばしでディンルーを暴れさせる→ディンルーが落ちたあと、再度クレッフィで壁を貼ってラストの積みエースを展開させるのが基本の立ち回りです。
鋼フェアリーの耐性が優秀で、ハバカミやパオに後投げから仕事ができる(パオに対してはテラスされなければ殴り勝てる)などディンルーとの相性補完が完璧なポケモンでした。
前の記事からの変更点として、まきびしの枠を電磁波に変えました。
以前のクレッフィは瞑想ハバカミの起点にされた時の回答として、ディンルー引きから吹き飛ばしで流すという対応をしていましたが、電磁波を採用することでドラパルトで上から殴り倒すという処理ルートも確立し、ディンルーを出さない選出パターンも組めるようになりました。
ブーストエナジー持ちのハバカミ・ツツミへ後投げすることで、相手は居座れば麻痺を貰い、引けばブーストエナジーが消えるという状況を作ることができます。
まきびしが欲しい場面もありますが、それ以上に電磁波というバグ技が強すぎました。
ディンルー
クレッフィと組ませる場作りディンルーです。
ピンチベリーは単純にオボンよりも回復量が大きく、壁と合わせることで不発のまま倒される場面はほぼありませんでした。
地震の枠は雷撃の時はしっぺ返しにしていましたが、悪技の通りが悪かったので翌日の葉桜杯2nd Stageで地震に変えました。
ディンルーミラーは最低でもクレッフィのシャイン圏内まで削れることを目標にカタストロフィを連打します。
ドラパルト
最強最速の竜舞アタッカー。
一度舞えば、スカーフガブリアスやスカーフイーユイの上を取れるのが非常に頼もしかったです。火力は物足りないので、ディンルーのステロ吹き飛ばしによる事前の削りが大事になります。
この枠に求めたのは、水ラオスへの耐性に加え、クリアボディによって威嚇やS操作技を受け付けないこと、テラスに依存しないため他のポケモンにテラスを切る選択ができることでした。
また元タイプが神速無効かつドラゴンアローが非接触威力100のため対カイリュー性能が非常に高かったです。
ゴーストダイブは非テラス状態で鋼やフェアリーへの打点になり、相手のテラスタイプがわからない時の安定打点になるため、パワフルハーブを持たせても使う価値がありました。
電気テラスの理由は水ウーラオスへの打点、麻痺無効。
この構築はサーフゴー受けをディンルーに任せていますが、ディンルーに勝てるタイプのサーフゴーは大体水か飛行にテラスするため、そこを処理する意味も兼ねての電気テラスとしています。
ディンルーと組ませるのであれば、裏のアタッカーは電気テラスにするというのは汎用性の高い考えかなと思います。
オノノクス
数値受けを突破する破壊神。
対面構築に一匹受け駒がいるような並びに通すために選出します。
テラスタイプを電気にしてる理由はドラパルトと同じ部分もあり、アマガドオーのような並びへの崩しも兼ねています。
逆鱗と電気テラバで技範囲は十分のため、ヘイラッシャのような数値受けを破壊するための剣舞と、素早さ上昇で全抜きの狙える竜舞の2種の積み技を採用したおかげで幅広い相手に選出できました。
相手の受け駒を起点に剣舞と竜舞を両方積む場面があるため、この技構成で正解だったと思います。
余談ですが、雷撃の会場は四年前の第五回真皇杯本戦会場と同じ場所であり、あの日ルーザーズファイナルの配信卓でマリルリのじゃれ避け地震急所で勝利に導いてくれた最強すぎるオノノクスと同じ個体をこの日も連れてきました。
もちろん6世代で色孵化してから可能な限りのリボン証(計34個)をつけたので、自覚で負けるはずがありませんね。(後日アプデで物拾いの証解禁により35個に増えた)
ブリムオン
ラッシャの地割れやキョジオーンの塩漬けの上から身代わりを貼り、瞑想ガン積みして身代わりを残したまま突破する隠キャキラーの瞑想ブリムオンです。
クレッフィに電磁波を採用したことで、ヒードランさえも起点にできるようなったり、ヒスイヌメルゴン相手にも水テラスでアイへ半減、瞑想を積み続けると10万が身代わりを耐えるようになるなど、レギュDで得意な相手がさらに増えました。
僕がいまいち信用しきれずドラン入りにはあまり投げていませんでしたが、多分ディンルーとドランを対面させ、ドランにテラスを強要させればフェアリーの一貫ができるので、立ち回り次第でもっといろんな相手に勝てるポテンシャルを秘めたポケモンだと思います。
サザンドラ
構築の補完枠。普通の眼鏡サザンドラです。
ディンルーの刺さりが悪い相手に選出できるサーフゴー処理要員として活躍してくれました。
両ウーラオスに対して、クレッフィのシャイン+サザンの悪波で落とせるかつ、アクジェ不意打ち半減などの耐性の優秀さ。鋼テラスを切ることでカイリューの地震+神速に耐性がつき、格闘技不所持のランドロスやガチグマにも強いなど汎用性が高いポケモンでした。
構築全体でモロバレルが重かったため寝言を採用しています。
選出
クレッフィ+悪タイプのどちらか+積みエースのどれかが基本パターンです。
壁がコンセプトのため、クレッフィは絶対選出です。
先発は8割方クレッフィ、2割くらいディンルーを投げてました。
クレッフィは大体壁から入り、裏に引いてクレッフィを温存するか、クレッフィを切って積みエースを展開するか判断していました。
クレッフィヒードラン対面では壁を貼らずにディンルー即引きしたり、ランドクレッフィ対面サザンドラ即引きしたり選出次第で柔軟に立ち回ります。
最後に
当初雷撃にはキャンセル待ちでギリギリ参加できなさそうなラインでしたが、色々な事情が噛み合い参加できて嬉しかったです。
自分自身9世代初のオフでの予選抜けだったり、配信卓の熱い試合を会場で見れたりと充実した1日でした。
この構築については、基本選出のクレッフィ+ディンルー+ドラパルトの対応範囲が広く、非常に気に入っています。
唯一の問題点は炎ガポンに5億タテされるため、新環境では解散確定なことですね。
新環境でもすでに面白そうな並びを考えてるので、マイペースでポケモンを遊んでいきます。