ご無沙汰してます。Zoukingです。
今回は5億シーズンぶりに構築記事を書きます。
S7で2000に載せてからというものS8~S11の4億シーズンはずっと2000から遠ざかっていました。
しかしこの度、シーズン12で久しぶりのレート2000! を突き抜けて自身初の2100を達成することができました。
何億シーズンもかけて研究してきた構築が漸く完成形となり、第6回バトンタッチオフ(100人規模のオフ)で優勝! JKスケベカップ(600人規模の仲間大会)で準優勝! そしてレートでは100戦以内レート2100という結果を出し、ドン引きするくらい強い構築ができたと思ってます。
97戦で21の画像。
最高2114、保存すれば30位以内だったけど、1ROM特攻侍の辞書に保存の文字はないでござる。
最終は溶かした。
2079で撤退宣言して寝た筈なのに、翌朝電車レートでさらに溶かす愚行。
構築経緯
S7の構築を組んで以降、ステロ欠伸展開からのオノノクスorアーゴヨンの無双という軸に可能性を感じ、改良を重ねてきました。
アーゴヨンの広い技範囲と悪巧みを積んだ後の崩し性能の高さ。またアーゴヨンの止まるミミッキュ・ヒードラン・エンペルト入りの構築にはオノノクスが通ること。(もう一体アーゴヨンの苦手なポケモンとしてバンギラスも挙げられるが、バンギラスの取り巻きがオノノクスに強いことが多く、バンギ入りサイクルに対しては専用の対策枠が必要だと感じた)
オノアゴカビの3体は確定とし、構築で重くなりがちな格闘やガルミミガッサなどへの対策枠として腕白ボーマンダ、バンギラス絡みのサイクルをステロを絡めて崩す為の控え目気合い玉ゲンガー。
ステロ要員には鬼火を打てて両メガとの相性のいいゴウカザルを加え、S10あたりにはこの並びで潜っていました。
しかしこの並びではカバルドンが重く、カバマンダ環境においては19帯から勝ち上がることができませんでした。
あとランドロスも苦手ですね、毒や叩きでカビゴンを昨日停止させたり型が読み辛い。
カビゴンの苦手な格闘勢
欠伸ループを阻害するフィールド持ち
毒叩き落とすトリックなど
これらをカバーできてカビゴンとサイクルを回せる神みたいなポケモンはいないだろうか?
そんな時、構築相談に乗ってくれた小原鞠莉さんは言いました。
「それならHBフシギバナがシャイニーね!」
それだ!
フシギバナなら見せ合いにいるだけでガッサの選出を抑制できる。ステロ要員の条件からガッサに強いという項目が不要になり、バシャーモに先に展開されるのがキツそうなのでステロ枠はランドロスに変更。
相手のカバランドに毒を入れ、後続の圏内に入れやすくなりました。
ラスト1枠は受けサイクルとグロス軸に対して出せる抜きエースが求められ、色々試した結果この条件にハッサムがピタリとはまり完成しました。
構築の軸は強い自信があったので、そこに綺麗にはまる補完枠を見つけられたことであり得ないレベルで強い構築ができました。
コンセプト
ランドカビのステロ欠伸による起点作成からの積みエースの全抜き。
ステロで相手のサイクルに負担をかけつつ、カビゴンとメガ枠によるサイクル戦で優位に立つ。
上記二つの勝ち筋の内、通しやすい方を選択して選出を決める。
例外としてグライオン絡みの受けサイクルには極力カビゴンを出さず、積みエース複数体で攻める。
2Z選出、2メガ選出も躊躇わずやります。
単体紹介
オノノクス@ドラゴンZ 型破り
意地っ張り 151-218(252)-111(4)-x-90-149(252)
逆鱗、地震、シャドークロー、竜の舞
構成はS7と変わらず。
端数をBに振ることで陽気ミミッキュのじゃれつくが低乱数になるため、Zを吐かせた後なら陽気ミミッキュにも勝てます。
A特化ミミッキュのランク+6影打ち確定耐え。
お膳立てした後の無双性能はピカイチでした。
アーゴヨン@ドクZ ビーストブースト
臆病 148-x-93-179(252)-94(4)-190(252)
流星群、ヘドロウェーブ、大文字、悪巧み
普通のアーゴヨン。DL対策が活きる場面はそこそこありました。
C特化ポリ2の冷ビは最高乱数切って耐えるので。
地球投げ3耐え調整は特にしなくていいです。
ドクZの利点として皮の剥がれたミミッキュをステロと合わせて落とせるようになる為、ミミッキュ入りにも躊躇わず選出できます。
こいつにドラゴンZ持たせたらオノノクスに何持たせればいいのかわからなくなる。
ランドロス@気合いの襷 威嚇
陽気 174(76)-166(4)-130(156)-x-103(20)-157(252)
地震、岩石封じ、毒毒、ステルスロック
C155ゲッコウガの珠水手裏剣4耐え。
最速ガルーラの猫冷パンを耐えたらいいなと考えて、冷パンの乱数が大きく動くところまでBに振ったBS襷ランドロス。
最速猫冷パンガルーラとの対面は滅多になかったですが、サイクルの中で威嚇とステロと毒を撒くのが仕事なのでAに振るより耐久振りの方が活きた場面が多かったです。
封じの入ったスカーフランドロス(104×1.5=156)を確実に抜くためこちらも最速確定。
カビゴン@フィラの実 食いしん坊
呑気 267(252)-130-128(252)-x-131(4)-31
地震、欠伸、リサイクル、吹き飛ばし
真皇のむくれねこさんが最遅カビゴンを使ってたので真似して最遅にしました。
同時交代時に後攻で動けた方が特性の発動順などで有利になれるから。このパーティであれば威嚇持ちに交代した場合など。
ワンウェポンはコケコゲンガーヒードランの処理を優先し地震、メタグロスをアーゴヨンの文字圏内に入れる役割もあります。
フィラの実はAに下降補正のかかってるポケモンを混乱させる為、トリック対策として他の混乱実より優先度が高いです。
ランドグロス対面からカビゴンに引く動きが多く、HB特化することでバレット+アムハンは確定耐え。A213グロスの冷パン+アムハンも両方最高乱数以外耐えるので、アムハン所持かどうかを確認しながら動けます。
フシギバナ@フシギバナイト 葉緑素→厚い脂肪(2000達成時)
図太い 187(252)-x-192(252)-142-141(4)-100
ヘドロ爆弾、目覚めるパワー(炎)、宿り木の種、光合成
フシギバナ@フシギバナイト 新緑→厚い脂肪(2100達成時)
呑気 187(252)-120-192(252)-142-141(4)-90
ギガドレイン、地震、目覚めるパワー(炎)、光合成
クチートハッサムミミロップ(ヘビボン型の)テッカグヤ、その他大体の草水電気に後投げでき、メガルカリオやメガバシャーモにも対面から勝てるサイクル要員。(実は珠特殊バシャが苦手)
エアスラ型のカグヤには勝てないので見せ合い画面で型予想を誤ると崩壊します。
(エアスラカグヤとバトンバシャが組んでる構築は苦手)
そして伝説の置物。バトンタッチオフで優勝した際、一度も選出しなかったことはあまりにも有名。
恐るべき選出率の低さに悩みメインロムを20に乗せたあと後、サブで色々試していました。
一見バナの刺さりがよい相手でもゲンガーやアーゴヨンが居るだけで選出できないのは弱いと感じ地震を採用。
ヘド爆を切ったことでボルトサンダーなどの飛行タイプへの打点がなくなりましたが、この技構成がはまって相手のアゴハッサムを崩したりという活躍をしました。
実はアーゴヨンとハッサムがいる為、相手のヒードランをホイホイ誘いますが、残り4体が地震を持っている為ドランを腐らせる選出を容易に組めるところが強みでもあります。
ハッサム@ハッサムナイト テクニシャン→テクニシャン
意地っ張り 177(252)-209(156)-162(12)-x-131(84)-96(4)
バレットパンチ、叩き落とす、羽休め、剣の舞
A方面……Aランク+1バレットパンチでH201-B151メガボーマンダをステロ込み高乱数2発(70.7%)。ついでに11n。
B方面……A216ランドロスの地震が低乱数2発(2.7%)
D方面……C222ギルガルドのシャドーボール低乱数2発(6.3%)。C197ボルトロスの10万ボルトZを確定耐え
S方面……メガジュペッタとの同速ゲーを嫌って4振り
SnowPartyさんの調整をベースにしつつ、BSを削ってAを確保した配分です。
ここまでDを確保することで火力の無い毒ガルドとの択ゲーに有利になれました。
グロス軸とガルーラ軸への対抗策。
ヒトムグロスに対して、ステロ展開でヒトムを削りつつハッサムの一貫を作る動きなどをしました。
抜きエースにもなり、サイクル参加できるスペックと受けサイクルに強い点が補完枠として見事に嵌まりました。
砂パへの一応の対抗策でもありますが、一緒にいるマンダの型次第では詰みます。
最終日は上位帯でグロス軸が大流行していた為、ハッサムの選出率が跳ね上がりました。
選出例
VSルカリザミミボルト
or
リザードン入りにフシギバナを出したくはないのですが、ルカリザは大体ルカリオが来るので、ルカミミボルトに対して仕事のできるフシギバナを出すことが多かったです。
フシギバナがヘド爆を切ってからは出さなくなりました。
VSガルミミランド
or
ガルーラの型を見極めながら立ち回る。
猫不意だとオノノクスが縛られてしまうが猫不意ガルはグロウがないのでカビゴンで勝てたりします。
ハッサムをエース選出した場合、ガルの炎パン所持を見極めながら舞バレット圏内まで周りで削る。
VSグロスポリグライドヒド
この手の並びにはハッサムでドヒドを誘ってアーゴヨンの起点にする。
アゴハッサムは受け回しに強い。
グライのギロチンは避けることで対策とした。
VSカバマンダガルド
カバに毒を入れて裏の圏内まで削ってアーゴヨンで全抜きする。
よほど変なミスをしない限りはカバマンダガルドには安定して勝てました。
VSラティクチレヒレ
クチート入りにはフシギバナを出したい。特にあくびループの通らないレヒレと同居してるならなおさら。
ラティアス受けに非メガのハッサムを同時選出します。
初手ランドを読んで出てくる水枠にフシギバナを合わせて出し勝ちを狙うこともあります。
QRレンタル
夢だった2100を達成し、非常に満足いくシーズンになりました。
最終日はパーティ全員が活躍してくれて、最高の構築が完成したなと感じます。
21チャレは230下とのレート差マッチとなり、勝ち確定からのプレミで負け筋を作るという危うい試合だったのだけは反省点ですが。
ここまでお読みくださりありがとうございます。
最後にQRパーティを貼っておきます。
それではオノノクス界隈の発展を祈って。
おまけ
このパーティにぶっ刺さってる三銃士を連れてきたよ!
「ぶっ刺さってる三銃士!?」
1.熱湯挑発ゲッコウガ
ゲッコウガをカビゴンで見てる構築だから焼いた上で挑発をもらうのは困る。
個体数が少なくて、たまにマッチングしても焼けなかったりで助かりました。
焼けるタイミング次第で立ち回りが変わります。
ちなみに身代わり型の方は吹き飛ばせばいいので特に困りません。
Q.格闘Zゲッコウガについてどう思います?
A.宇宙からの使者やめて
2.最速ジャラジャラ野郎
何! ジャラランガは準速が主流ではないのか!?
実は最速ジャラランガは準速オノノクスの素早さを1だけ上回ります。
見てるか大統領? 最速ジャラランガ流行らすのやめてね!
バトンタッチオフの決勝ではジャラランガの処理はオノノクスでもアーゴヨンでもどっちでもできるなーって迷った末アーゴヨンを出して勝ちましたが、その後レートで再戦したときはオノノクスがジャラランガに引き殺されました。
3.鹿
前回の記事参照