【第5回真皇杯ラスチャレ優勝】毒槍戦斧剣花霊山【全国準優勝】

数年前、インターネットを見ていたらあるPVが目に入った。
真皇杯と呼ばれる大きなポケモン大会のPVだ。
当時の自分はレート2000にも載ったことのない実力。こんな凄そうな大会に出てもどうしようもないだろうな。そう思っていた。
一年前、ツイッターをやっていたらTLが真皇杯という大会で盛り上がっていることを知る。
FFの何人かは本選進出を決めて歓喜していた。
自分はオフに出たこともないし、どういうシステムかも知らないがとりあえず全国大会に出るなんて凄いということはわかった。
本戦出場を決めたモブキャラさんが本戦前夜の試運転の相手を探していたので協力した。
クゥリさんのQRを使った結果、地割れ一発当ての運負けを喫した。
翌日は本戦の様子が配信され、決勝のむくれねこさんとZEROさんの試合を見て大いに盛り上がった。
それが自分にとっての真皇杯。
そう、あの頃はまだ傍観者だった。
去年の10月、僕は初めてのポケモンオフ、第6回バトンタッチオフに参加した。そしていきなりの優勝。
チャンピオンクゥリさんへの挑戦権を得たが、防衛戦では敗北。
それを皮切りに関東圏のオフに出始めるようになった。
そして今年、第5回真皇杯。
去年は傍観者だった自分が、参加者となった。

f:id:zouking:20190928183918p:plain

 

 個別解説

f:id:zouking:20190929005046j:plain

オノノクス@ドラゴンZ 型破り
意地っ張り 151-218(252)-111(4)-x-90-149(252)
逆鱗、地震、剣の舞、竜の舞

 

A+6ミミッキュの影打ち確定耐え。
低速受け回しへの崩しを意識して剣の舞を採用。
2ウェポンの範囲の狭さから普通のパーティに出せる機会は減りましたが、そこはカミツルギでカバーしつつ、アーゴヨンカミツルギでは無理な並びを崩せるよう竜舞と剣舞を両採用しました。

 

f:id:zouking:20190929005356j:plain

アーゴヨン@ドクZ ビーストブースト
臆病 149(4)-x-94(4)-177(236)-95(12)-190(252)
流星群、ヘドロウェーブ、大文字、悪巧み

 

調整を変更し、少し耐久に振りました。
特化メガバシャーモ地震を威嚇込み確定耐え。
特化ミミッキュのじゃれつく+影打ち確定耐え。
ミミッキュはステロを踏ませ、Zを消費させるか撃たせない状況を作れば対面からヘドウェ+毒Zで処理可能。

 

f:id:zouking:20190929005204j:plain

カビゴン@フィラの実 食いしん坊
呑気 267(252)-130-128(252)-x-131(4)-31
地震、欠伸、リサイクル、吹き飛ばし

 

いつものです。一切の変更なし。

 

f:id:zouking:20190929005246j:plain

ランドロス@気合いの襷 威嚇
陽気 181(132)-166(4)-113(20)-x-114(108)-156(244)
地震、岩石封じ、どくどく、ステルスロック

 

陽気メガミミロップの猫+冷パンを威嚇込み両方最高乱数以外耐え。
臆病メガゲンガーの祟り目+火傷ダメージ一回確定耐え。
臆病ゲッコウガの珠水手裏剣を大体5発耐え。
タイプ一致イカサマ低乱数2発(13.3%)
DL対策。
ランドミラーで威嚇の順番で型判別する為、最速マイナス1。

 

f:id:zouking:20190929005430j:plain

フシギバナフシギバナイト 葉緑素→厚い脂肪
図太い 187(252)-x-192(252)-142-141(4)-100
ヘドロ爆弾、目覚めるパワー(炎)、宿り木の種、光合成

 

バシャーモルカリオクチートハッサム辺りとの打ち合いを意識してHB特化。
ロップカグヤサイクルなど、サイクルパにバナが刺さることは多いです。

 

f:id:zouking:20190929005446j:plain

カミツルギ@悪Z ビーストブースト
臆病 153(148)-176-151-x-65(108)-177(252)
リーフブレード、辻斬り、聖なる剣、剣の舞

 

陽気メガメタグロスアームハンマー確定耐え。
特化カプ・レヒレの水Z確定耐え。
剣舞後タイプ一致イカサマ確定耐え。
A+2特化ミミッキュのシャドクロ+影打ちを、シャドクロ上二つの乱数+影打ち最高乱数を引かない限り耐え。
C4振りメガゲンガーシャドーボールを上3つの乱数切って耐え。
新メンバー。このポケモンの採用理由は真皇杯のオフレポの方で詳しく語ります。
元の並びだとカビゴンを軸にしている以上挑発ミミッキュが辛かったですが、挑発ミミッキュはシャドークローが無いためカミツルギの採用によりカモれるようになりました。
またスカーフゲッコウガから一撃で倒される技が無いため、Sがブーストすればあらゆるゲッコウガが怖くなくなります。
竜二体はスカーフゲッコウガに止められるため、オノノクスアーゴヨンカミツルギという3体のエース枠はそれぞれで苦手なところをカバーしあってくれています。
レートや予選ではなるべく辻斬りを隠すことで悪Zを悟らせないように動かすことを意識しました。
本戦ではラスチャレで使用した構築が公開されている為、ツルギの前に高速アタッカーを後投げし放題という、型バレしてる臆病ツルギの弱さを痛感しました。

QRレンタルチーム

本戦権利者パーティ体験会というサブイベントの為に、予選抜けしたパーティのQRチームを作成して欲しいと言われたので作りました。
是非使ってみてください。

後語り

正直オンライン予選でも結果が出ず絶望していました。
ラスチャレに備えて、神社に行って神頼みしようと考え付いたのがラスチャレの三日前。
ラスチャレは週末の土曜なので、平日の定時後に行ける都内の神社を調べました。
勝利のパワーで名高い摩利支天徳大寺まで足を伸ばし、お守りを買って絵馬を書いてお祈りしてきました。

f:id:zouking:20190928222852j:plain

願いはラスチャレ優勝! 本戦も優勝!
そしてラスチャレ当日の装備がこちらです。

f:id:zouking:20190928223020j:plain

f:id:zouking:20190928223136j:plain

  • めっちゃ勝負に勝てそうな御守り
  • なんか猪の御守り
  • 黄色い御守りは金運・決断力・判断力を司るらしい
  • 鷺澤有里栖ちゃんのウッドホルダー
  • 厄を払うブレスレット
  • ダル・セーニョ初回限定版特典の天ちゃんのクローバーネックレス

どれも間違いなくご利益のある品ですね。
そうしてラスチャレ優勝は現実のものとなり、本戦でも優勝に手が届きかけました。
この世に神は存在するし、御利益は本当にあるんだなと実感しましたね。

 

真皇杯が終わり、僕のポケモン七世代も一段落。
ポケモンというゲームに対し、これまでずっと目標をもって挑んできました。
目標にしてたレート2100は達成できた。
目標にしてたボスラッシュ出場は叶わなかった。
目標にしてた真皇杯本戦出場は達成できた。それどころか本戦でも予想以上に勝ち抜くことができた。
目標に届かなかった時は悔しくて落ち込んで、それでまた立ち上がって挑戦してやろうと思う。
ポケモンは僕に挑戦意欲を与えてくれました。
そしてそういった目標と舞台を与えてくれた人達に感謝しなければいけません。
ボスラッシュも真皇杯も公式が用意した大会ではありません。
ポケモンの公式大会はダブルバトルが主流であり、シングルの大会がないなら自分達で大会を作ろうぜと有志の人達が大会を作り上げた。
それぞれの生活がある中、自分の時間を削って会場の確保や配信機材の準備などその他諸々の仕事をこなし大会を開催することがどれだけ凄いか。
そして全国規模の大会を作ってしまう。
今のポケモン界はそういった人達に支えられてるんだと思います。
ラスチャレの会場ではスタッフがみんなユニフォーム着てて、公式っぽくてカッコイイって思いました。
あの空気の中、ポケモンするのはテンション上がるなって。
初めて真皇杯に出た感想は、そういうポケモン界を盛り上げ支えてる人達が一番偉いし一番凄い、それに尽きると思います。
勝戦が終わってツイッターを開くと、沢山の人が自分を応援してくれていたのがわかって感動しました。
オフに出るようになって一年、沢山の人と出会い、沢山の人と繋がれた。
ポケモン界がこれだけのものを自分にくれたんだなと思うと、オフを開催してくれた人達には頭が上がりません。
オフはいいぞ、ってそう思います。
真皇杯という大会はもっと有名になって、オフに出てない人にも知ってもらいたい。
そして来年の真皇杯でもドラマが生まれることを願っています。