ぽけりんぴっくもいよいよ決勝戦。
最後の対戦相手はホモじゃないおさんです。
お互いの6パートナーズはこんな感じ。
まず相手のパートナーズを見た印象としてはアシレーヌの通りがとてもいいこと。そして全員に胞子が有効であることが目につきます。
相手の自由枠候補として最もありそうなのはアシレーヌ・モロバレルに強い草枠。
ここらへんが濃厚でしょうか。
サザンガルドマリバナの並びを作ってくるのはありえそうですね。
逆に自由枠に草枠を持ってこない場合の胞子対策ってあるでしょうか?
草食マリルリ、あるいはゴーグルギルガルドあたりが思い浮かびます。しかしそれらを採用してもただ胞子で眠らないだけでモロバレルに弱いポケモンであることは変わりません。
やはり自由枠草タイプの可能性が一番ありえそうだと思います。
相手のリザードンは恐らくX。6パートナーズルールでリザードン使い同士が戦うならYは連れてき辛い筈です。
リザYはリザXの起点にされますし、仮に竜の波動を採用してもリザXを倒せるかどうか怪しいです。
僕のパートナーズ的にもリザYが勝てる相手はリザXでも勝てるので、Yを採用する理由はないんじゃないかな。
今回の作戦ですが、純粋なサイクル戦で挑んでもパートナーズ相性的にキツそうなので強力なギミックを押し付けようと思います。
まず自由枠にステロ欠伸の起点づくりラグラージを採用して、オノノとリザXで舞って全抜きする積みサイクル。
ラグオノノリザ、これを表選出とします。
無論相手の自由枠次第ではこの表選出が通せない時もあります。自由枠にガブでも連れてこられては無理です。
しかし相手の自由枠が草枠でないならトリルアシレーヌ軸が通ります。
よってアシレーヌクレセリアモロバレルのトリル展開を裏選出として用意します。
表選出と裏選出、これらの二つの内相手の自由枠次第で刺さってる方を出す予定です。
この両方を睨める自由枠はほぼいないでしょう。
ではパーティ紹介です。
ラグラージ@食べ残し 湿り気
図太い 207(252)-x-121-105-121(84)-102(172)
ステルスロック、欠伸、凍える風、大地の力
今回の起点作り役。相手のトンボルチェンを警戒し、欠伸役はボルトチェンジを無効化できる地面タイプがいいと思いました。
ただマリルリが見えてるのにカバルドンを採用するのもおかしな話なので、ラグラージを選択。
相手の自由枠を草タイプと予想しているのにラグラージってどうなのと思われそうですが、安心してください。このラグラージはSを4振りフシギバナ抜きまで伸ばしています。
どちらのせよフシギバナはリザやオノノの起点にできるので、バナ対面はステロを撒いてすぐ落とされるつもりです。
持ち物はオボンとも悩みましたが欠伸ループ中に回復し続け相手を焦らせて攻撃を誘う為に食べ残しとしました。
行動としてステロを撒くことの優先順位は低く、基本は欠伸を連打して相手が一体眠らせてくるのを待とうと思います。
サザンドラの流星群Zは最高乱数以外耐え、ランドロスの地震Zも75%の確率で耐えるよう調整。
こちらがトリパなので挑発持ちサザンが来る可能性は切れず、挑発対策に凍える風を採用しています。
大地の力は自由枠のコケコ意識。ランドの威嚇などをもらうことを考えると地震よりも大地の方がいいと考えました。
こちらのパートナーズが電気タイプを呼びやすいのとエレキフィールドによる欠伸耐性。そしてブレバ採用の物理型でモロバレルを狩れると考えると、コケコはこちらの表選出と裏選出の両方に刺さる自由枠だと思い警戒しています
オノノクス@ドラゴンZ 型破り
意地っ張り 157(44)-218(252)-110-x-90-144(212)
逆鱗、地震、毒づき、竜の舞
竜舞型のオノノクスは意地っ張りでないと火力が足りないと思っているので、意地で準速霊獣ランド抜きに調整しました。
意地でもステロ+一舞地震でH振りのギルガルドが5割ちょいの乱数です。
マリルリに打つ毒づき。ゴツメランドのような数値受けポケモンを削るドラゴンZでリザの出る前の露払いを担当してもらいます。
一舞しても最速スカーフランドロスやスカーフサザンには止められてしまいますが、地震又は流星群で拘っているところをリザの起点にしていきます。
リザードン@リザードナイトX 猛火→硬い爪
陽気 メガ後:153-182(252)-131-x-106(4)-167(252)
フレアドライブ、ドラゴンクロー、雷パンチ、竜の舞
最速ASぶっぱのリザX。マリルリに打つ雷パンチは外せず、竜舞3ウェポンで確定です。
アシレーヌ@アシレーヌZ 激流
控え目 183(220)-x-96(12)-195(252)-137(4)-83(20)
泡沫、ムンフォ、アクアジェット、守る
リザXの雷パンチ耐え、リザYのソラビ耐えで残りをSに振った普通のアシレーヌです。
守るの採用理由は一回戦と同様です。
クレセリア@ナモの実 浮遊
図太い 227(252)-x-189(252)-95-151(4)-105
ムーンフォース、冷凍ビーム、トリックルーム、月の光
サザンの攻撃を耐えるためにナモの実を持たせたトリルクレセです。
技構成にはどくどくなども候補に挙がりましたが、サザンに打つムンフォとランドに打つ冷ビの2ウェポンを採用しました。
モロバレル@黒いヘドロ 再生力
図太い 212(180)-x-132(236)-105-112(92)-50
クリアスモッグ、めざめるパワー地面、守る、イカサマ
D方面をギルガルドのシャドーボールZ確定耐えにしてBを11n調整したモロバレルです。
裏選出をする場合レアコイルが重いので、有効打となるめざ地を仕込んでいます。
腹太鼓マリルリを止めるクリアスモッグは外せず、守るの枠は最後までヘドロ爆弾と迷いました。
パーティ紹介は以上です。
では対戦当日の見せ合いに移ります。
ランドロスが抜けてオニゴーリが自由枠に入っていますね。
ランドロスは要警戒ポケモンだったのでこれは大分楽になります。
そしてオニゴーリ、全く予想外のところが来ました。
こちらの6パートナーズ全員に電磁波が通るからレアコイルで麻痺を撒いて、オニゴーリの起点にしようという算段でしょうか?
メガオニゴーリかもしれません。フリーズドライを持っているならラグラージが一撃で倒されてしまう。
こちらのパートナーズにアシレーヌがいるため、フリドラを持ってきていてもおかしくないですね。
その場合は最悪リザXの起点にしましょう。
選出は最初の予定通りラグオノノリザで行きます。自由枠で崩されるような選出ではない筈です。
ラグラージは身代わりソラビリザYの起点にされるとゲームオーバーですが、さっき説明した通り相手のリザはXだと睨んでいます。
Yだったらもう強引に起点にするしかないですね。
それではホモじゃないおさん。今大会のラストゲーム、対戦よろしくお願いします。
初手対面、こちらはラグラージ、相手はサザンドラです。
これは挑発を持っているのでしょうか?
サザンの持ち物次第ですがラグラージはサザンの攻撃を一発耐えるのがやっとです。ここは欠伸を選択しましょう。
さあ技選択を終え、行動開始です。
サザンドラの悪の波動。ラグラージのHPが4割ほど削れます。一回ぐらい怯んでも大丈夫そうなダメージ量ですね。
ラグラージは怯むことなく欠伸を放つ。サザンの眠気を誘います。
ラグラージは食べ残しで回復します。
ここでダメージ計算。
サザンの攻撃で受けたダメージは87。控え目C特化悪の波動の最高乱数でした。火力強化アイテムなどはなさそうですね。
次は相手は交代してくるでしょう。
こちらは次も欠伸を選択します。
しばらくは欠伸連打で食べ残しで回復しつつ相手の裏を見ましょう。
さあ2ターン目、相手はサザンを引っ込めてくる。代わりに繰り出されたのはリザードン。
ラグラージは再び欠伸を放ちリザードンの眠気を誘います。
さて、ここでまたリザを引っ込めてサザンに戻してくるかもしれませんね。
サザンがとんぼ返りを持っているならトンボで欠伸ループを抜けつつラグを削ってくるかもしれません。
つまりここでステロを撒いておかないと相手に負担をかけられない。
ここでサザンに戻されてもこの体力のラグはZ以外のサザンの攻撃を耐えることが分かっています。
リザを引っ込めるこのタイミングでステロを撒きましょう。
3ターン目、相手のリザードンがメガシンカする。メガリザードンYとなり天候を日照りにします。
相手のリザードンはソーラービームを放ちラグラージを倒しに来ました。
ラグのHPは尽きてダウン。
リザYですか、予想外でしたね。
しかしこのターンの終わりにリザードンは眠ります。
ステロは撒けなかったですが、起点作りには成功しました。
さて、死に出しでオノノクスとリザードンどっちを出すべきでしょうか?
リザードンは最速なので一舞すればサザンがスカーフだとしても上を取れます。
けどこの状況になったらオノノクスから先に出すと決めていました。
ここは死に出しでオノノクスを出します。来い、ブラックオノノクス。
相手のリザードンは寝ている。竜の波動を持っているのかどうか。
最速起きからの竜波を警戒するなら一回舞って殴るのが正解。二舞はリスキーかもしれません。
とにかくこのターンは竜舞を選びます。
次のターン、相手はリザを引っ込めサザンを繰り出してくる。
オノノクスは竜の舞でASを1ランク上昇させます。
この出し方はスカーフでしょうか?
だとしてもここはオノノクスで突っ張ります。Z技を選択。
アルティメットドラゴンバーンでサザンを倒しましょう。
5ターン目、先に動いたのはサザンドラ。流星群を放ってくる。
スカーフでしたか、流星群に受けオノノクスのHPは尽きます。
状況は3対1、しかしまだ想定内。Cが2段階下がり流星群で拘ったサザンはリザードンの起点です。
ただステロを撒けなかったのが痛いかもしれませんね。まだ見ぬラス1が頑丈レアコイルなら負けです。
こちらのとるべき選択肢は一つ。リザを死に出ししてメガせず竜舞すること。
リザードンとサザンドラの対面となり、両者が動きます。
サザンドラの流星群、リザードンのHPが半分ほど削れる。
リザードンの竜の舞、ASが1ランクアップします。
2舞できるでしょうか? いや、相手のラスト1体が不明です。
サザンのCは4段階ダウンしているとはいえ、次の流星群を食らえばマリルリのアクジェやガルドの影打ち圏内に入りかねません。
2舞はできない。ここはサザンを落としに行きましょう。ドラゴンクローを選択。
次のターン。相手はサザンを引っ込め、眠ったリザYを繰り出してきました。
こちらのリザードンはXへとメガシンカ。ドラゴンクローでリザYを倒します。
そしてこのターンの終わりに日照りが切れる。
相手が死に出ししてくるのはサザンドラ。
この状況でリザXより遅いポケモンを出して来るとは、相手のラス1でもリザを止められないということでしょうか?
こちらはドラゴンクローを選びます。
リザードンは最速の為、当然サザンより早く動く。ドラゴンクローでサザンドラを倒します。
さあラスト1体。優勝まで残り1体です。
最後に相手が繰り出したのはギルガルド。
これはキンシ択になりましたね。
ギルガルドは考察段階でも物理なのか特殊なのか型予想ができませんでした。キングシールドを持っているかも不明。
色んな展開を考えましたが最終的にキンシ択は避けられないと結論付けていました。
ううむ、やはりラグが落ちたタイミングでオノノからではなくリザから入るべきだったでしょうか?
ここでオノノが残っていれば全然違うのですが。
しかしこの状況になったら僕が選ぶ道は決めていました。フレアドライブを選択。
相手はキングシールドを持っていない可能性もある。この選択に賭けます。
運命のラストターン。ポケモン達が行動に入る。
先に動いたのはリザードンX。フレアドライブでギルガルドに突っ込む。
ギルガルドのHPゲージは減っていき、襷などが発動することもなく0を示す。
これで相手の3匹は全てダウン。勝ちました。
ぽけりんぴっく優勝です。
ホモじゃないおさん、対戦ありがとうございました。
以下、プレイング反省会。
まず試合後にお相手にギルガルドの型を聞いたのですが、ゴーグル持ちの特殊型でキングシールドも持っていたそうです。
今回の試合で反省するポイントはラグラージが倒されてオノノクスを死に出ししたところです。
あの場面でリザードンから入る選択はどうだったのでしょうか?
僕はあそこで舞わないとオノノクスが舞える場面は他にないと思っていました。
試合前の考察でもラグが倒された後はオノノから入るプランをずっと考えていました。
しかしそれは相手のランドロスを削って最後にリザを通すという役割の為です。実際の試合ではランドロスが相手のパーティから外れていたので、あの場面でオノノクスを出す理由は薄かったかなと思います。
襷サザンや頑丈レアコイルの可能性を考慮するならオノノクスから入る選択もミスとは言い切れませんが、試合中の僕がそこまで考えられていたわけではありません。
それだけの可能性を考えられなかった思考の甘さは反省点かなと思います。
さて全4試合を行ったぽけりんぴっくの記事もこれで最後です。
この4試合の中で僕は6パートナーズを全員選出し、自由枠も毎試合選出したということで組んだパーティを十全に機能させることができたことに満足しています。
6パートナーズと4体の自由枠。彼ら10匹全員の活躍があったから優勝という結果を勝ち取れたのだと思います。
ありがとう、僕のポケモン達。
そして様々な苦労の中、大会の主催運営を行ってくれた悩む男さん。楽しい大会をありがとうございました。
僕も一参加者として少しでも主催の手助けができたのであれば幸いです。
そして最後にここまで読んでくれた読者の皆様に感謝を述べたいと思います。
ありがとうございました。